【おすすめキャンプ用シュラフ】コンパクトなダウンとコスパ化繊の違いや選び方とは

【おすすめキャンプ用シュラフ】コンパクトなダウンとコスパ化繊の違いや選び方とは
ねっちょ

YETI AND BIGFOOTのキャンパーねっちょです!
キャンプを始めたいと思い、テントが決まったら次はシュラフが気になる頃ですよね!
今回は、キャンプスタイルに合わせたシュラフの選び方と、

現役キャンパーおすすめのシュラフを合わせてご紹介します!

〜このブログを読めば〜

・シュラフの違いと選び方が分かる
・イチオシのおすすめシュラフが見れる

YETI AND BIGFOOTの
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シュラフとは・2種類ある中綿

シュラフとはテントの中で使う防寒寝具で、「寝袋」というとピンとくる方も多いかもしれません。ちなみにシュラフとは寝袋のドイツ語、シュラフザックを略して出来た言葉であり、シュラフと寝袋は同じ物です。
さて、このシュラフですが実は大きく2種類に分かれて販売されています。

その違いは「ダウン」か「化繊」か。

シュラフの保温効果は中綿に依存しています。この中綿の種類を大きく分けると2種類存在します。

一つ目は「ダウン」、
水鳥の羽毛から出来た天然素材であり、FP「フィルパワー」という指数で品質の高さを表します。このFP値が高いほど保温性能が上がります。
メリットは比重が軽く、高い保温性能を持っています。反面、生産コストが高くなり商品価格が高いこと、水に濡れてしまった場合には保温性能が大きく落ちることがデメリットです。

二つ目は「化繊」、
化学繊維の事で、ポリエステルなどが主ですが、メーカーが独自に開発した複合繊維素材の名称で呼ばれることも多いです。
例・モンベルの「エクセロフト」、ナンガの「ダクロン」など
メリットはダウンシュラフに比べると安いこと、水に濡れた場合も保温性能が落ちない高性能な商品が多いことです。しかし、保温性能がダウンを上回ることは難しく、中綿の容量が多くなるため、シュラフ自体の容量が大きくなってしまうことがデメリットになります。

まとめ

シュラフの大きな違いは、中綿素材が「ダウン」か「化繊」か
ダウンのメリットは少ない中綿でも高い保温性能を持つこと、デメリットは価格が高く、水に濡れると保温効果を失うこと
化繊のメリットは価格が安く、水に濡れても保温性能を維持すること、デメリットは大きくかさばること

キャンプ用と登山用シュラフの違い

シュラフの2種類の中綿素材について解説してきましたが、シュラフを使用するシーンも大きく2パターンに分けることができます。

キャンプで使うか、登山で使うか、

シュラフの誕生は、登山の過酷な低温環境から身を守るためのものとして生まれました。しかし、昨今のキャンプブームに合わせて、キャンプ時にテント内で使う「寝具」としてのイメージも定着しつつあります。そこで、キャンプ用と登山用のシュラフの違いが気になって調べる方も多くなりました。

実は結論から申し上げると、
「キャンプ用」と「登山用」には明確な違いは存在しません。

元々は登山用品だったシュラフが、キャンプシーンに合わせたデザインや性能でキャンプ用として販売されるようになったのです。特に登山用品の特徴として遭難時に発見されるよう、目立つカラーが殆どだったシュラフですが、キャンプギアに合わせた流行カラーや、外側が綿素材になった物などが登場してきました。

ダウン素材で高性能なままにキャンプシーンをイメージした商品から、登山には適さないがキャンプでおしゃれ空間を演出できるデザイン商品まで、キャンプ用をイメージさせるシュラフが作られるようになってきたのです。

まとめ

キャンプ用と登山用に、明確な違いはない
本来は登山用品だったシュラフが、キャンプで使う寝具のイメージになってきた
昨今、キャンプに適したデザインや性能のシュラフが販売されるようになった

キャンプスタイルに合わせたシュラフの選び方

自分に合ったシュラフを選ぶために、想定しておきたい3つの項目があります。

①真冬や高地でのキャンプをするか
②キャンプ場までの移動手段は何か
③シュラフにかけられる予算はどのくらいか

では、まず①真冬や高地でのキャンプをするかについて解説していきます。

気温が0度を下回る真冬や、標高が100m上がるごとに気温が0.5℃下がると言われる標高が高いキャンプ場で過ごす場合には、低体温症などの危険を回避し、安全にキャンプをするためにシュラフは適したものを選ぶ必要があります。

アウトドアメーカーから発売されているシュラフには、「快適温度」と「下限温度」(メーカーによっては呼び名が違う場合がある)という指標を商品ごとに記載しています。

「快適温度」とは、衣服を着た状態でシュラフに入ることで、快適に睡眠ができる外気温の限界です。
「下限温度」とは、衣服を着た状態でシュラフに入り、外気温がその温度を下回ると体温維持にリスクが出ることを表した限界です。

この指標を参考に、実際にキャンプを行う季節と場所の気温情報を事前に調べておき、シュラフの「快適温度」がその気温と同じくらいか、少し余裕があるものを選ぶのがベストです。

また、キャンプシーンを想定されたシュラフには、この指標が記載されていない場合があります。春先から秋口までの快適な気温下で使用する場合は、そういった指標は気にしなくても大丈夫と言えるでしょう。

次に、②キャンプ場までの移動手段は何かについて解説して行きます。

キャンプ場までの移動手段が、大型のファミリーカーならば、②は問題ない項目です。しかし軽自動車やバイクでもキャンプは勿論楽しめますし、最近はソロキャンプの流行もあり、バックパック1つで行く徒歩キャンパーも増え、キャンプスタイルの多様性がとても広がりました。

それぞれの移動スタイルによって、持てるギアの積載容量が大きく異なる訳です。そこでシュラフを選ぶ際のポイントなのですが、収納時のサイズを気にしてみてください。

この収納サイズというのはメーカーが競合する大きなポイントであり、必ず収納時のサイズを表記しています。

実は同じシュラフという商品でも、倍ほど収納サイズが違うこともあるのです。その違いは保温性能による違いや、ダウンと化繊による違いなど様々な要因が挙げられます。

自分に必要な最低限の保温性能を確保した上で、積載容量に制限があるならば、より収納力の高いシュラフを選ぶ必要があるということになります。

最後に、③シュラフにかけられる予算はどのくらいかについて解説していきます。

①と②の項目だけみると、FPが高いダウン製で、収納力も抜群に良いシュラフを選べば間違いはないのですが、そういった高性能シュラフは5万円〜ほどの予算を必要とします。5万円となると決して誰しもが出せる予算ではなくなってくると思います。

そこで、予算と兼ね合ったシュラフを選ぶ必要が出てくるわけです。
ダウンが良いけど予算を抑えたいという方は、気温が低い場所での使用を諦めるか、衣服やマットでそれを補う工夫をする必要があります。

化繊でもいいという方は予算を抑えれますが、ダウンと同等の性能にすると収納サイズがとても大きくなるといったデメリットが出てくるため、妥協点を自分のキャンプスタイルに合わせて決めることが大切になります。

まとめ

シュラフごとに設定されている「快適温度」と自分がキャンプする環境の温度を合わせる
シュラフの収納サイズを確認し、自分の積載容量に収まるシュラフを選ぶ
高性能シュラフほど予算が高くなるので、保温性能と収納力のメリットとデメリットから、自分の予算を加味して選ぶ

これを買っておけば安心のオススメシュラフ

筆者がチェックしたおすすめシュラフを、ダウンの高級モデルから、化繊のコスパモデルまでご紹介します!

mont-bell/モンベル シームレス ダウンハガー800 #2

出典:Amazon

モンベルは日本のアウトドア用品メーカーで、品質の高さに定評があり、特に登山をする方はモンベルのテントとシュラフを愛用している方がとても多いです。

こちらのシームレス ダウンハガー800 #2ですが、800はFPを、#2はダウン量の多さを表すメーカー表記で、モンベルのダウンシュラフの中でもちょうど中間の性能をしており、4シーズン対応できるオールラウンダーなモデルになります。

快適温度は0℃と高性能。そして、このモデルの最大の良さは収納力とシュラフ内での快適さにあります。他の製品と比べてもかなりコンパクトに収納ができ、さらにモンベル独自のスーパースパイラルストレッチシステム構造でナイロン生地がストレッチするため、シュラフの中であぐらをかくこともできるのです。

お値段はそこそするのですが、品質が良いシュラフは10年使用できると言われており、永く大切に使えるシュラフを探している方におすすめできる商品です。ちなみにアウトドアブランドらしくカラーは登山色が強く、#の型番違いで色も変わる仕様です。

夏よりは冬のキャンプを積極的に行いたいという方には#1〜#0モデル、もしくは上位モデルの900FPシリーズがおすすめです。

NANGA/ナンガ 日本製シュラフ オーロラ 600DX

出典:Amazon

NANGAは国産高品質シュラフで人気のブランド。アフターケアも素晴らしいと評判で愛用者が多く、筆者も真冬用を所持しています。

こちらのオーロラ600DXはダウン量600gで、快適温度は-6℃と真冬対応。オーロラモデルは、なんと生地が防水仕様で、ダウンの濡れると保温性が落ちるという弱点をシュラフ単体で解決したオススメなモデルです。

お値段は張りますが、こちらも10年使用できる最高品質のダウンシュラフです。防水生地の影響で、収納サイズはモンベルのダウンはガーより少し大きめですが、結露に対して安心して使用できるのがありがたいです。

QEZER 冬用ダウンシュラフ マミー型 600FP

出典:Amazon

ダウンシュラフが欲しいけれど、モンベルやNANGAのようなモデルの値段が出せないという方にオススメなのがこちらのQEZERのモデル。

ダウンの品質は600FPで、中綿量の展開が4種類あるため3シーズンから真冬まで適したものを選べます。おすすめはオールラウンダーな羽毛量800g。

やはりモンベルやNANGAと比べるとダウンの品質や収納サイズが落ちるため同等とまでは行きませんが、ダウンの暖かさを感じることができるおすすめコスパシュラフです。

モンベル/mont-bell バロウバッグ #2

出典:Amazon

コスパ重視の化繊モデルで、モンベルの品質とアフターケアが欲しいならこちらのバロウバッグというモデル!

モンベル独自のエクセロフトという超高性能化繊を中綿として使用しているため、ダウンに収納サイズこそ劣るものの暖かさは抜群で、中綿が濡れてしまっても保温性が落ちないという、場合によってはダウンを上回る性能なんです。ダウンは買えないけど安心のモデルが欲しい方にはこちらがベストです。

バロウバッグもダウンハガーと同様に#2が4シーズンでおすすめですが、夏を中心に使用するなら#3もおすすめです。

PYKES PEAK /パイクスピーク 封筒型シュラフ

出典:Amazon

とにかくコスパ重視で、キャンプを始めるためにとりあえずシュラフが欲しいという方にオススメしているのがこちらのパイクスピークの化繊封筒型モデル!基本性能はしっかりしながら5000円で買えてしまいます!

4種類の中綿量がありますが、おすすめはオールラウンダーな1750gのモデル。キャンプにハマるかわからないけど挑戦してみたい方や、家に防災用として置いておくのにも丁度いいシュラフです。

ねっちょ

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